鳥尾の少年時代
今回の話題:鳥尾、俺たちの秘密基地!
◇おとぼけ野鳥の会で公開している「鳥尾の少年時代:俺たちの秘密基地」にイメージイラストを追加し編集したものです。
秘密基地を作った事がありますか?楽しくて楽しくて時間のたつのも忘れて暗くなるまでその中で遊んだものです。
できれば基地は木の上に作るのが一番楽しい。そこらへんの空地とか、工場跡に作ってもいいけど、すぐ親に発見されて「危ないからやめろ」って言われるのがせきのやまだからです。
でもそんな大人の目をかいくぐって作るのもまた秘密基地づくりの醍醐味でもあります。もちろん小さい子供ばかりではこの大プロジェクトを完成させることは不可能です。
しかし、都合のいいことに子供の中には必ずガキ大将と呼ばれるリーダーがいるものです。
その子の命令のまま俺達は丸太や床に引くためのゴザを持って指定された場所に集まった。
そして彼は言った「ここに秘密基地を作るぞ」そお言って一本の大きな松の木を指差した。
まず彼に命令されるまま二股の木に丸太を渡し、あっという間に立派な床を俺達は作った。
木をいためないようにくぎを一切使わず、荒縄だけの仕事である。なぜこれだけの仕事ができたかと言うとそのガキ大将は大工のせがれで、こういう事がお手のものだったからです。
柱を作ったり窓を作るのは俺達では出来ないので、その子と年上の者がほとんど作ってしまった。
小さな子は屋根を作るための細い枝やススキを集めるのが主な仕事となる。今思うとずいぶん理にかなった役割分担だなと思う。
床を張り屋根をつけ下に落ちないように木のフェンスをつけやっと俺達の秘密基地が完成だ!
所要時間およそ2時間。最終チェックで年上の子が基地の中で飛ぶはね床が抜けないのを確かめる…
O・Kが出るとおもむろにガキ大将が秘密基地へ登るためのはしごを取り付けた。俺達はそこで始めて上へ登ることを許されるのである。
それを図で説明すると↓このような感じになる!

秘密基地から見下ろす景色はすばらしく眺めが良かった。普段この景色は山の上から見慣れているはずなのに…
ぜんぜん違ったものに見えるから不思議である。ひととおりその場の雰囲気を満喫したところで俺達はいったん下へ降り、自分の家へと戻っていった。
何をするかって?秘密基地でお昼にするためのお弁当作りに決まっているじゃありませんか。
かあちゃんに見つかると絶対しかられるので、大急ぎで味噌で丸めたおにぎりと、きゅうりの漬け物を持って秘密基地へと走っていった。
そこにはもう仲間が来ていてガキ大将が持ってきたお菓子をほうばっていた。もちろん俺もお菓子をもらうと、おにぎりときゅうりとお菓子を一緒に食べた。変わった味だったけど美味しかった。
そこで延々何をしていたかと言うと普段と変わらず漫画を読んだり将棋をしたり、ただそれだけなのに…地上で遊んでいるより数段面白いのはなぜだろう?
周りが薄暗くなってカラスが鳴く頃ようやくガキ大将が「家へ帰ろうぜ腹へったから」その一言でみんないっせいに地上へと降りる。
実に4時間ぶりの地上。ガキ大将は、はしごを外すとそのまま持って行ってしまった。多分小さな子が、黙って登って落ちたら困ると考えたのだろう。
それから親に発見されて秘密基地が撤去される10日間、俺達は毎日そこで遊んだのは言うまでもない。
あんな楽しい体験は後にも先にも、もうないのかもしれない。ちょっとさみしい…
アウトドアにこの一台
リアサス搭載で乗り心地はバツグン!6段ギアもついてかなり快適なこの一台。